(782) 児童ポルノ単純所持禁止法

こんばんはまちゃん大佐。

児ポ法の単純所持禁止法案の件について長文をお送りします。
ネットでなんかわけわかんないこと言ってる奴が多いので。

児ポ……通称「児童ポルノ禁止法」。
正式には「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」です。

この法律の成立は1999年です。もう15年前にもなります。

なので基本的には1999年以降に出版・販売されたもので、今までに「児童ポルノとして指定されていない出版物・映像」についてはすべて合法であると言えます。それ以前に創られたものでも、それ以後のものでも、もし自分の持っているものが今後指定を受けたら場合その都度廃棄処分にすればいいだけの話です。

例え10歳の女の子がきわどい水着でプールサイドでソフトクリームをなめているジュニアアイドル作品がありそれを持っていたとしても、それは「児童ポルノ禁止法」に抵触するものではありません。もちろんメジャーアイドルの写真集程度などは論外です。ハロがAKBがとか言うネットの書き込みは無知か愉快犯の煽りです。

この法律に触れるものは15年前よりすでに新作流通からは途絶えておりますので、一般人の方はご安心ください。



この法案は簡単に言うと、

(1)18歳未満に対し代価を持って性行為等をすることを禁止(子ども買春の禁止)
(2)それらを媒体に記録し、作品として製造、販売、譲渡することを禁止
(3)アニメ、漫画、ゲームなどの二次元描写への規制はありません

今回の件ではさらに(2)に「所持禁止」が追加されました。

発展途上国などで貧困が原因により問題になっている「こども買春」を無くそう、という理念が元になっています。
性的な一方的な搾取から子どもたちを守ろう、うん素晴らしい。

ところがアニメ・漫画など現実には存在しない創作上のキャラクターにまで「人権侵害」を適用しようとする圧力がありました。そもそもの法案設立の理念を考えると噴飯ものと言えます。

今回それらの創作物への適用が見送られました。
創作者としてこれは大変満足できる結果と言えます。

さてこの法案のポイントは「児童」と言う単語にあります。

世間一般で言う「児童」とは小学校就学中の子を指しますが、法律上での「児童」とは「18歳未満の男女」を指しています。

17歳のムチムチとした色気たっぷりの大人っぽい女子高生が好きな紳士も、この法案にかかると「児童」が好きな「ロリコン」扱いになってしまうのです。日本の女性の結婚可能年齢が16歳からであるのを考えると少々違和感を感じるかもしれません。これは問題のひとつになっていますので「児童」年齢の引き下げがあるのか、今後見守りましょう。

あ、そもそも10代の女が好きな奴なんてロリコンだろ人間として異常だよ、という価値観は別に否定しませんよ。ただ人類数千年の長い生殖の歴史をかえりみるに、そんな方はむしろ少数派に属するであろうと思いますが…。


さてこの児童買春・児童ポルノ禁止法案を2通りのルートから歴史をたどってみます。


◇ルート1 表側

もともと刑法には「強姦罪」「強制わいせつ罪」など、男女問わず性的に保護する意図のものがあります。13歳未満ですと合意の上でも犯罪となりますので、子どもの性的人権はそれなりに守られてきました。また性器おっぴろげの無修正エロ本は「わいせつ物頒布などの罪」によって禁止されてきました。

今の若い方には信じられないかもしれませんが、ヘアヌード写真は昭和の時代違法だったのです。成人の女性の全裸を撮る・映す場合、毛はわいせつなものであって剃るか隠すか修正するものでした。

逆に子どものヌードは芸術扱いでした。性的な動機で買っている人も当然いたでしょうが「毛が無いワレメ」は性器とは認められなかったのです。

80年代に入りそういった発毛以前の女児ヌードを売りとした「ロリータアイドル」が人気を呼び、ロリコンにとっては第1次黄金時代となりました。商業的にも成功し、さまざまな写真集、ロリ投稿雑誌などが生まれます。ですがそういった大量増産により社会的にクローズアップされてしまい「宮崎事件」なども向かい風となり、「ワレメも性器である」という判定を受けて一本筋には黒線などの修正が入ることになりました。

余談ですがそれと入れ替わるように91年、当時17歳であった宮沢りえの「ヘアヌード写真集サンタフェ」などを契機とし、ヘア解禁の流れが産まれ今に至っています。

ロリ業界ではその後もワレメさえはっきり出さなければ、少女ヌードは一切問題なく雑誌などに掲載することができたため「アリスクラブ」などのロリコン専門誌が多数発行されました。それには過去の少女写真集などが紹介され、またビデオ業界では少女の着替え、銭湯、トイレなどの盗撮モノも多数のレーベルで発売されました。

さらに力武氏による海外のアジア少女モデルを使った写真集などが全盛を迎えます。「ぺぺ」などロリコン関連物専門店なども流行り、かくして日本はロリコン大国として「年端も行かない少女を金銭でヌードにし性的被害を与えている」と諸外国からパッシングを受けることになりました。

そして1999年ついに政府は「児童ポルノ禁止法」を成立させます。

これにより「児童ポルノ」作品の「製造、頒布、陳列」などが禁止されました。
公に流通する媒体から少女のヌードが消えたのです。


◇ルート2 裏側

次は法律の外である「地下」の話です。

昭和末期におけるビデオデッキの普及に大いに貢献したのがエロビデオであることは間違いないでしょう。その中にも格が高かったのは無修正、いわゆる裏ビデがあります。当然のように毛も生えていないような少女のものもありました。

それらは大抵が個人が趣味で撮ったもので、撮影者の多くは少女の親であったり親類であったり知人であったりしました。公園などで声をかけて無理やり撮影した物もありました。もちろんすべて唾棄すべき犯罪です。

それは違法な組織の資金源として、もしくは摘発のリスクを厭わない個人間により静かに取引されました。80~90年代、歌舞伎町などに行けば、裏ビデオショップがあり誰でも買うことができたのです。まあ棚に並んでるわけではなく、隅に置いてあるファイルから番号を選ぶような感じじゃったなあ…って裏のおじいちゃんが言ってました。

これらはそもそも刑法における「わいせつ図画頒布罪」であり、さらにはセットで「強姦罪」「強制わいせつ罪」に抵触します。ただし買う側は犯罪になりませんでした。

ただそれほどロリはマーケットの広い商売ではないのです。
所詮、毛も生えていない少女に欲情する男はマイノリティなのです。
女は若い方がいいとは言うが、せめて10代後半でしょう。
そんな男たちは実戦の場に向かいます。

80年代テレクラから始まり、90年代に入ってポケベル・携帯の普及により18歳未満の女性からの積極的な売春行為が容易となりました。後に「援助交際」と呼ばれるものです。

少女たちはお金で体を売ります。紹介して小遣い稼ぎもできます。
下は小4くらいから上は高3まで。さすがに小学生は親が業者に売ったんでしょうが…。
男たちの一部はビデオ撮影し、独自のルートで販売します。
客はそのビデオを買って、性欲を昇華します。
何百以上もの作品がリリースされました。

調子に乗ると「コラッ!」と来るのが桜田門です。

そして1999年、児童ポルノ法が制定されます。

そうですここでついに「児童買春」が禁止されることになりました。
実はこの時まではお金を払って合意の上でJCJKとセックスをすることは違法ではなかったのです(もちろん13歳未満だと問答無用で強姦・強制わいせつ罪になります)。



児童ポルノ禁止法には2面性があると言えます。

・小学生などローティーンをロリコン向け商売から守るため
・ティーンエイジャーの安易な売春を取り締まり治安を守るため


さてその後、2000年代に入り時代はネット社会。
winnyに代表されるファイル交換ソフトなどにより、児ポ法施行以前の「合法」であった作品や、非合法のロリ動画、援助交際撮影動画などが広く世界に拡散されました。まあある意味ロリコンの第2次黄金時代と言えるでしょう。

それを受けてなのか2004年、政府は「児童ポルノ」作品の「販売、譲渡」も禁止しました。これによりネットでの交換もリスクを伴うことになります。援助交際動画も含む児童ポルノに対する当局の目がサイバーパトロールによって厳しくなったのです。……日本の人口を考えると捕まるのは氷山の一角にもならないでしょうけど。

そしてさらなる抑止力として今回の「単純所持禁止法案」の可決です。

これはかなり劇薬です。政府も思い切ったなと。
拳銃、覚せい剤などと同等のレベルに引き上げたのですから。

・自らの意思に基づいて
・自己の性的好奇心を満たす目的で
・殊更に児童の性的な部位が露出されまたは強調されているもの


という条件が付け加えられたのは、慎重派が頑張ったところでしょう。
まあ政治家、官僚としても「送りつけられた画像ファイル」で「犯罪者」認定されたらたまらないでしょうからね……。

個人的な考えですが、実のところ警察は「過去の作品の所持」には余り頓着しないのではと思います。というより現実的にできないかと。一年の猶予期間を終えた後、おそらく警察へは特定の個人への嫌がらせを目的とした「タレコミ」がかなりの数、定期的に来るでしょうから。

警官「はい、なんちゃら警察署です」
○○「××っていうキモイ奴が絶対児童ポルノ持ってるぞ、捕まえろ。」
警官「…はいはい(あーまたかよ忙しいのにふざけんな)」


家宅捜査をするには裁判所の令状が必要です。
捜査に基づいた合理的な説明ができなければそうそう発行されません。

警官「すいませーん、○○って人から電話がありまして××さんが児童ポルノ画像を持ってるって話なんで、令状出してもらえませんか?」
裁判所「なにいってんだこいつ」


その辺は日本という法治国家の常識度を信頼しておきましょう。警察組織というものは現在起きつつある犯罪を未然に防ぐ&取り締まる機関なのですから、私は敬意を払いたいと思います。
逆に考えてください。遥か昔の違法動画をPCに保存し、日々ただオナニーをしているだけの、平々凡々な人間を、戦時中の特高のように摘発し弾圧するような捜査。誰だってさせたいとも思わないし、したいとも思いませんし、意味もないですよね?

どちらかというと今から未来の話です。
ツイッター、LINEなどSNSではティーンエイジャーの安易な裸の写真の公開、それに伴うリベンジポルノが問題となっていますが、それらの画像の拡散抑止効果が現実的に期待できるのではないでしょうか。

そこである意味18歳未満の女子は、自分の裸体やそれに準じる画像・動画が「拳銃、覚せい剤などの麻薬並みの違法物」になりうると認識すべきですし、保護者や教育機関はそのことを徹底的に教えなければいけません。女性が主体でのこの法案を悪用しての脅迫事件も視野に入れる必要があります。

「撮らない、撮らせない」

上記をキーワードに「道徳教育」をするべきです。
「好きな人だから裸の写真をあげる」というのは確かに純粋な恋心かもしれませんが、それをあげた側も、そして受け取った側も、もしやすると人生を棒に振る可能性があるのですから。

あと施行後おそらく多発するであろう「児童ポルノ所持告発詐欺」にご注意下さい。
http://matome.naver.jp/odai/2134994274654752801


ご静聴、ありがとうございました。



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No title

なんでもかんでも結びつけるパラノイアが世の中を牛耳っていますから
安心はできませぬぞ
しかし欲求不満男子を増やしてどうするんだろうか?
無理やり結婚させて子供増やせと言うのだろうか?
と思いめぐらしてしまうのです
みっしげさんはミラクルさんのころより続いてますからなあ
これが引退の本当の理由だったらどうしましょうw

No title

こんばんは。勝又のせいで漫画への風当たりが強くなりそうですね。

先生方には表現の自由を守ってほしいです。


それにしても在アリスクラブは懐かしいですね。

・つぐながクンの感想


ももちも数多くの隠し撮り画像があったのでは?
プロフィール

りかや

Author:りかや
メール manochin411@gmail.com
ツイッター rikaya_manosta

漫画を描いてコミケやコミティアに参加してます。
オリジナル漫画の書店委託をしております。

■著作紹介

40歳無職独身ロリコン紳士が死亡転生し、女の子として生まれ変わった。失われた性欲を求めてさまようとっても下品な美少女JS物語。COMIC ZIN様で好評販売中!


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