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ラーメン大好き小泉さん

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こんちは。

こぶしファクトリーがテーマソングを歌っているということで「ラーメン大好き小泉さん」のドラマを見ました。原作準拠で面白かったです。ちなみにドラマだとゆうちゃんは残していましたが、原作ではなんとか完食してました。

二郎をモデルにした漫画は私も描いたことがあります。

ラーメンZ郎
http://tsugunagakun.com/manon/comic/ramen_z/ramen-z.htm

マダムZ
http://tsugunagakun.com/manon/comic/madam-z/madam-Z.htm

あとトップ画像の「女子小学生日記6」でも、主人公さくらちゃんが食べに行ってます。

インパクトのある二郎。
それを創作モデルにするとなんというかみんなテンプレどおりになりますね。
悪い意味じゃないですけど。

・ベテランジロリアンと素人が一緒に行く
・やめりゃいいのに大豚を頼む
・コールの呪文で迷う
・食べ方教室
・ロットバトル
・食いきれなくてギルティ
・後日、ふと食いたくなる魔力

こんなところでしょうか。

実際の二郎ですが、まあ好きな人は好きだよね、というラーメンです。
ただ店舗によってスープやブタや盛り方にバラつきがありすぎるので、「二郎」とひとくくりにできない難しさがあります。
ま、基本的に少食の方はやめたほうがいいでしょう。
麺半分、ヤサイ少なめ、と注文すれば完食できるかも。

さて新しいPCが来たのですが。
マルチディスプレイ設定のためにBIOS画面に入らなければならない仕様で。
マニュアルでは電源を入れると同時にF2を押せというのですが、どう連打してもBIOS画面に入らない。

何度も再起動するうちに、シャットダウンできなくなりました (´・ω・`)
どうやっても電源を切れないのです。
工場出荷状態に戻そうとしても、再起動中にエラーが出て不可能。
Driver Power State Failureってなにやねん。
まだ何にもやってないうちに、メーカー回収となりました。

それにしてもwin8.1を始めて触りましたが。
「これは参ったな」という感じです。
使い方がまったくわかりません。

なんというか今まで、ハンドルとシフトレバーとブレーキ&アクセルペダルで自動車を運転してきたのに、新しいのに買い換えたら運転席には大小さまざまなボタンしか無かったような印象。

私はXPで満足していたのだ…。

来月にはwin10が出るそうですね。
さっさとアップグレードしてしまおうかな(ヤケクソ



原稿進捗。
実はあんまりやってない。

キャラ設定的ならくがき。

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ではでは。




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表現の自由

こんちは!

おニューのデスクトップPC買ったよ!
明後日くらいには届くよ!


さて前回の記事に多数のコメントありがとうございます。

「言論・表現の自由」についての私の考え方です。

私はそれを頂点に置いています。

日本の憲法にそれがあることを歓迎します。
そして「何を書いてもいい世界」を望みます。

それはとても残酷な世界かもしれません。
人の名誉が傷つけられたり、心を痛むようなことを伝えられたり、間違ったことが流布されたり。
ある作品によって、人が喜び、楽しみ、驚き、怒り、苦しみ、悲しみ、絶望してしまうような。

私自身も、傷つくかもしれません。

「多様な価値観を認める」ということは「そんな考え方を認めない」ってことをも理解するということです。

そんなことが自由にできてしまう世界を望みます。
創作物の内容について「国家から検閲を受けるような世界」よりも、そちらの世界を望みます。

「こんなひどい本、出していいのか!?」という問いには。
「出していい」と答えます。
それがどんな背景を持つものでも、です。

これはあくまでも前提、です。

創作物にせよ、発行には責任を伴います。
発行するか否かの判断は、執筆者がすべきです。
商業誌ならば出版社です。

創作物について異論反論があれば、責任者に申し立てればいい。
責任者はそれを受けるべきです。
そして誰かが具体的な被害を受けたのならば、侮辱罪や名誉毀損罪の被告として裁判の対象となりうるでしょう。そのための法です。

「慰謝料をもらったくらいでは、ダメージを回復できない」
「被告に支払い能力が無い」

という点については「しょうがないね」と思います。
解決策は誰か考えてください。

法で縛れないモラルの問題はまた別です。
ネットの書き込みと同じこと。
時代背景によって異なりますが「自分のこの意見を公にさらすことは、どのような影響を与えうるか」を考えることを教える義務は、親にあり、教育機関にあると考えます。

ただ、どんな教育を受けたとしても人口に対して一定数の異端は存在します。人を殺したくて衝動が収まらないという方や、他者を侮蔑し憎悪し噛み付くことでしか生きられない方もいらっしゃるでしょう。誤った情報を流し扇動を繰り返す表現者だって存在します。

それについても「しょうがないね」と思います。
理想郷の追求については誰かお願いします。

このように考える理由はシンプルです。

自分勝手な欲求です。
自分自身のためです。

今後も、自らの創作表現をもって、人を傷つけることのできる世界にしておきたいがためです。創作表現という「武器」であり「暴力」を自らの力として持っておきたいからです。

私は「描きたいけど誰かが傷つくかもしれない」という状況において、自分の「描きたい」という欲求を優先することがあります。それは間違いないです。(女性アイドルの下ネタなんてまさにそうですね)

もちろん「暴力」として使う際、それが諸刃の剣であることは理解しておりますが。

今後も日本国にありましては、言論・表現の自由を保持していただきたいものです。

憲法の話が出たついでに言いいますが、別に護憲論者というわけではないので、9条の2項は改正したほうがいいと思います。あれは何を言ってるのかわからないので。

96条は…よくわからん。

ついでに言えば刑法175条のわいせつ物頒布等の罪、についてはこれって違憲じゃねーのとは思ってますが、論戦できるほどの知識はありません



さっきふと思ったんですがあの本のタイトル「絶歌」って「舌禍」にかけているのかな?


ではまた。

読んでない本について

こんちは。

現在イラモ本の6ページの原稿をやってます。
見開き2ページ、追加しちゃおうかな~って考えてます。
これが終わったら別のも描く予定です。



さて、今日は雑文を。

『酒鬼薔薇事件』の犯人である元少年A。
彼の執筆した「絶歌」が売れまくっています。
品切れ続出のベストセラーですね。

私も読んでみようかな、と思っているうちに売り切れ続出で、すでに中古品にプレミアが付いている状態です。
なんか本を買おうかなと思った場合、アマゾンのレビューコメントを参考にすることが多いのですが、今回は買ってない(と思われる)人のコメが多すぎてちょっと辟易しています。

楽天は買わないとレビューできないですが、アマゾンは買ってなくてもレビューできるんですよ。まあ話題になれば売れますからね。アマとしてもそれでいいというスタンスなんでしょう。「読んでないけどこんなの買うな!」というレビューの嵐にはちょっと苦笑いですが…。その行為がむしろ宣伝を推し進めているの、わかってるのかな?

そういや啓文堂書店は「被害者遺族の心情に配慮し」販売しないことにしたそうで。書店が売る本を選ぶのは普通のことですが、置けば必ず売れるような本をそういう理由でというのは異例のことです。



フリーアナウンサーの長谷川氏のブログでのレビューがわかりやすく、さらに興味を引きました。

【「絶歌」読了】 元少年Aの手記を、私は評価したい
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/44422709.html

いつもブログを読んでいるのですが、この方は物言いが直線で、極論から切り込むことが多いので面白いです。同意できる部分が多く、私の中で言葉にならなかった思いを「ああそういうことか」とわかりやすくしてくれます。「言い過ぎ」と思うこともしばしばですが。

しかしこのエントリーはコメント欄が荒れるだろうな、と思っていましたが、やはり大炎上していますね。それを承知で書いているのでしょうけど、言葉というものは難しい。日本語が読める=意思の疎通ができる、とはなかなかいかないものです。

長谷川氏は最初に「個人的な感想」と述べています。
あくまでも単なる「本を読んだ感想」です。
読んだ結果、彼は「被害者ご家族も、どうかいつの日かで構わないので、お読みいただきたいと思う。この本を読むことによって、むしろ救われる何かがあるような気がする」と結んでいます。

すげえ。
集中砲火さあこいカモーンですね。

でもまあ、内容を知らない私は、コメントできません。
「そんな勝手な押し付けをして!遺族が救われるわけ無いだろ!」とか、言えるわけがありません。読んでないから。まあ読んでたとしても「救われるかもしれないし、そうでないかもね」としか思いませんが。


・読んだ人「私はそう感じた」
・読んでない人「そうですか」

・読んだ人「私はそう感じた」
・読んだ人「いや私はこう感じた」


これが普通のコミュニケーションです。

コメント欄見てください。
どうにも噛み合っていないのが多い。
怒号と悲鳴と罵倒の嵐です。

「(遺族へ無断での出版は)そこは間違っていた、と断罪されるべき」と書いているのに、なんだか長谷川氏が残虐超人であるかのような扱い。いや批判するなら、太田出版に言いなさいよ。

この「絶歌」発行についてはさまざまな論議が絡み合います。
それらを一緒くたにして「長谷川氏の読書感想文」へのコメントとして投げかけるから、おかしなことになっているのです。

少年法については、今も議論されています。
この事件も一因となり、年々厳罰化されています。
というわけで被害者は救われいて、少年犯罪が減った、なんて単純な話でもないんですが。ただ元少年Aはとうに(当時の)法による裁きは終えており、一市民です。「ヤツは罪を償っていない!」と叫ぶのは自由です。ですが「もっと制裁を加えよう」とするのは法治国家としてNOです。

また、犯罪行為に基づく手記などによって、加害者や出版社が利益を得ることについて、強い忌避を示す人たちがいます。
実のところ収監者の獄中手記や、元受刑者が出所後に執筆して本を発行することは珍しいことでもなんでもありません。今回これだけ注目を集めたのは、事件当時犯人が子どもであったこと、マスコミでセンセーショナルに報道されていて人々の脳裏に強く残っていたことが理由でしょう。

言っちゃあ悪いですが、中年のしょぼくれたおっさんが被害者の、結婚詐欺+保険金殺人だったら、そんなにみんな「被害者が、遺族がかわいそう!」ってならないですからね。「ツイてねー」「だまされてアホか」ってむしろ叩くやつもいそうです。

アメリカのNY州には「サムの息子法」というものがあります。なんで「サムの息子?」と思う方はググって下さい。犯罪者が手記を書くなどしてその犯罪をネタにして収入を得る場合、遺族など被害者が申し立てをし、売上げ金を取り上げることができるものです。

この一件により日本においても「サムの息子法のような法律」を制定すべきだ、という声が強くなるかもしれません。ただ定義があいまいなので憲法による言論の自由、財産権の保障にひっかかる可能性が高いですね。

しかし遺族が民事裁判を起こして賠償金を請求したとしても、殺人などの重大事件を起こすような被告は支払い能力が無いことがほとんどです。被害者の救済の一面として、考慮に値すると思います。

この事件についてはすでに遺族が出版の取りやめ、回収を申し立てていますが、実現は難しいところだと思います。なお印税の使い道については公言していない模様ですし、遺族や何らかの基金に渡るとしても、それを受け取るかどうかは当事者同士の問題かと。

余談ですが、児ポ法のとき漫画の性表現規制を「言論の自由だ!」と言って反対していた方々(私もそう)ですが、まさか今回のこの本を「こんな本を出版するなんて鬼畜の所業!回収するべきだ!」とか叩いてませんよねえ?



「○○の気持ちを考えたことがあるのか?」って言葉。

よく子どもへの説教に使われますよね。
人の身になって考える。うん、良いことです。
状況を客観的に見ることができれば、世の中わりと平和です。

「遺族の気持ちを考えたことがあるのか!」って言葉。

すごく苦手です。や、遺族の方が言うのは当然ですよ。
でもまったく関係の無い第3者も、般若の顔をして言うよね。
その感情、私にはわからないので。すみません。

長谷川氏のブログのコメント欄に溢れてますね。
本当にひどい目に遭ったことのある方もいらっしゃるかもしれませんが、確立からいって恐らくは、幸せな家庭を築いている方なんでしょう。

もし愛する息子や娘が、この事件のような殺され方をしたら…。
もしそんな残忍な加害者が、この世に、平然と生きていたら…。
手記なんか出しちゃって、大金を手に入れようとしていたら…。

自らの身には起きてはいない出来事であるにも関わらず、つらい、苦しい、悲しい、許せない、被害者遺族に感情移入し、社会に対する不安と悲鳴がないまぜあった言葉。キーボードに思わず叩きつけてしまったのだと思います。そう、つい、

「こんな本を評価するなんて!お前は遺族の気持ちもわからないのか!自分の子どもが同じ目にあっても、そう言えるのか!人でなし!」

というように……人でなし、ってコメントはあったかな?
なかったらごめんなさい。

私には嫁も子どももいません。
なので感情的な部分では想像するにとどまります。
なのでちょっと冷静なので、○○にいろいろ当てはめます。

「もうひとりの遺族の気持ち」
「他の犯罪被害者の気持ち」
「編集者の気持ち」
「医療少年院で関わった人の気持ち」
「退院後にサポートした人の気持ち」
「退院後に彼を忌避した人の気持ち」
「元少年家族の気持ち」
「元少年の気持ち」etc…

想像力を働かせて多面的に考えると、感情のまま文字をタイプすることを防げるかもしれません。当然、そんな必要は無いと思うのも自由ですが、最低でも、ブログ主の人格批判や名誉毀損などの悪罵はやめましょうよ。

無実の人を出所した殺人犯に仕立て上げ、ネットで「正しいと思って」執拗に攻撃し続けた『正義の悪鬼』と同じになってしまいます。あ、この言葉、今作りました。なんか語感がいいので。

あとブーメランありますからね。
自分やもしくは家族が、重大事件の加害者になるパターン。
そうなっちゃったら『正義の悪鬼』が、どんな謝罪や言い訳をしても貴方を狩って地の果てまで追い詰め、許さないことでしょう。

こわいこわい。


長くなりましたのでこのへんで。
ではでは。

=====
これ書いているうちに長谷川氏の新エントリー来てました。

『絶歌』を批判する人たちに決定的に欠けている視点
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/44447913.html

(797) 島村嬉唄

いやあ。

誤解を招きかねない表現であえて言わせて頂くと、カンガルって「メンバー全員可愛いユニット」なんですよね。

結成の時、そう思いました。

その中でもうたちゃんは、素朴そうな雰囲気で、真っ先に目をつけました。
まぁその後、MVなどを見ているうちにちぃちゃん派になるわけですが…。

カンガルブログチェックをまめにしていたわけではないですが、更新がなくなったことを知ったあたりから不安が増大しました。

狼でまことしやかにささやかれる噂と、それを煽る愉快な人たちの書き込みにも踊らされました。

℃-uteの横アリ後の飲み会では「気にするなよ、ネタだよ」的なことも言われました。

ブログで、ひょいと。

「3週間ぶりの更新です。ご心配かけて、ごめんなさいね」

って感じに戻ってくると、信じてた。


ノリ*´ー´リ<でも、そうはならなかった!




また、家族か!

「生まれる場所は、選べない」

そういうことです。

所詮は事実を確認できない話なので、細かい事は言及しませんが、今回の件全体を持っての感想はそれだけです。

未来の話をしましょう。

カンガルメンバーが、心配です。
PMと、研修生上がりの2人が、どうか年少組を支えて下さるように。

ただ。このタイミングで言うのはちょっと嫌なのですが。
カンガルの増員が必要だと思います。
桃子もいつまでもいられるわけではありません。
北海道オーデションの件も、これを受けての可能性もありますし。

今回のこれはアクシデントです。
スタッフも頭を悩ませていることでしょう。
良曲にも恵まれ、恐らくは事務所の想像以上にいいスタートを切ることができました。セカンド、サードとシングルを出して、来年には単独ライブ…、そう考えていた矢先の、最悪のトラブルです。

℃-uteの、めぐを思い出します。

J=Jの、つかぽんを思い出します。

なんとかなるんです。
残された人たちが、なんとかするんです。

お客さんである私はただ、観ているだけしかできません。
だからこれかもカンガルを観続けます。




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熔ける~ティッシュ御曹司

こんにちぱにゃにゃん。

イラモ本の企画は着々と進んでおります。
今回もかなり厚めの同人誌になりそうです。
どうぞご期待ください。



最近読んだ本です。

「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」



カジノに入れ込み、注ぎ込んだカネの総額106億8000万円。
一部上場企業・大王製紙創業家に生まれ、会長の職にありながら、
なぜ男は子会社から莫大な資金を借り入れ、カネの沼にはまり込んだのか。
その代償として、塀の中に堕ちた男の懺悔がここに――。
(アマゾンレビューより引用)



4年ほど前に世間を騒がせた事件です。
大企業の社長がギャンブルのために連結子会社から金を借り入れ、使いまくっていたことで逮捕されました。当時ニュースを見て「どういう頭の構造してんだろう」と感じましたね。ああ、私もそういえば借金しまくってましたが。

最近ネットでふとどうなったのかなと調べてみたら「今は刑務所なんだ」と知り、再び興味を持ったので買ってみた次第です。

面白かったです。

ざっくり分けると4つのパート。

・生い立ち、学生時代、大王製紙社長に至るまでの自伝

創業者一家の長男として生まれてますが、別に甘やかされていたわけではなく、むしろ「暴君」である父の顔色を伺いながらの生活だったそうです。いずれ父親の会社に入るんだろうな、と敷かれたレールを冷めた目で見つめつつ、きっちり東大法学部に入っちゃうあたりはすごいですね。
大学入学のプレゼントが1千万円越えのBMWとか、ちょっと苦笑しますけど、まあ金持ちの子どもなら平均的か。

大学卒業後、社長の息子であり幹部候補生としてやはり大王製紙で働くことになります。この辺、ちょっと「業績を上げた!」的な自慢話が多いので鼻につきますが、少なくとも有能な働き者であることは間違いないようです。製紙会社のさまざまな事情などがわかります。


・夜の交遊録

六本木や西麻布などで飲んでいた時に交流のあった有名人の列挙です。
交流どころか「挨拶したことがある」レベルの人まで名前を挙げる必要があるのかどうかわかりませんが…。まあ大企業の社長さんだと色んな人が寄って来るってことはわかりました。

「国民的アイドル」(たぶんAKなんとか)の高校生メンバー2人が未成年なのに来ていたのでソフトドリンクを飲ませて帰らせようと、タクシー代に1万円渡したら、味を占めたのかその後毎日メールしてきたので無視してやったとか、ドヤ顔です。

ハロプロだと紺野さんの名前が。あと「梅田えりか」ってあるんですが、これはあの梅さんなのか。西麻布のバーで飲んでたのか。

正直言ってこの章は「ぼくの人脈スゴイ」という自慢話にしか見えません。


・ギャンブルと高級カジノの話

会社の金に手をつけるのはほんと最後の2年間だけです。
それまでは自己資金で楽しんでました(当たり前ですが)。

井川氏はゴールドコースト、ラスベガス、シンガポールなどを経験し、最終的にマカオでバカラを楽しむのを主としていました。

数百から数千万の金で遊ぶVIPルーム利用者には、往復の航空便手配があったり、高級車の出迎えがあったり、格安でスイートルームが利用できたりと至れり尽くせりです。カジノ側としても収益のほとんどをVIP客から稼いでいるそうです。

「ジャンケット」と呼ばれる職業もはじめて知りました。
マカオ特有の制度で、大金を使う賭博客とカジノを仲介する業者です。

ジャンケットは世界の富豪や実業家などのVIPと契約します。
飲食の世話や、交通の手配、娼婦の手配をしたり、客の連れがギャンブルに興味が無かったら他のレジャーの案内をしたりなど、コンシュルジュ的な仕事をします。タレントとマネージャーのようなものですね。ジャンケットはカジノ側から売り上げの一部を報酬として貰っています。

そして重要なのが金貸しとしての役目です。
客が種銭を失ったとき、カジノ側としてはもっと遊んで欲しいわけですが、そうそう知らない客に大金を貸せませんね。
そこでそれまでの付き合いで客の素性や返済能力を知っているジャンケットがカジノ側に「この方なら5000万円まで貸しても大丈夫です」と借金の仲立ちをするのです。

井川氏は「ジャンケットに罪は無い」と言います。
が、借金をしてまでハマるきっかけになったのは間違いなくジャンケットの存在です。

・使い込みに至るまでと逮捕から下獄へ

金曜日の夕方、社長業が終わればそのまま空港へ。
毎週のようにマカオへ行き、まる2日、徹夜でバカラに熱中。
そして何千万と散財。
種銭を作るためにブラックカードでロレックスの腕時計を大量に買って、現金に換えたりもしました。

ジャンケットを仲介して借りたカネは、何億円にもなっていきます。
ちょいちょい大勝ちして返済もしますが、トータルでは負け越し。
その返済のため、ついに会社のカネを使い始めました。
大王製紙の連結子会社に1本電話をかけるだけです。

「個人的に運用している事業がある。至急○億円頼む」

さすが社長(のちに会長)です。これだけで、自分の口座にウン億円が振り込まれるのです。

…いやいや、どういう企業だよ。
創業者一族の発言権強すぎだろ。

その当時に起きたオリンパスの不正会計事件とは根本的に異なり、隠蔽とか捏造とかは無くて、単純に「借りて」いました。
ちゃんと取引記録は残りますので、監査法人にもちろん突っ込まれます。

しかし、

「井川さん、このカネはなんですか?」
「新規事業のつなぎ資金です」
「そうですか」

みたいな感じで、スルーされたそうで。マジかよ。

さてギャンブルでの借金ですので、当然「勝って返せる」わけはありません。
ギャンブルは常に胴元がプラスになるようにできています。

子会社からのトータルの借金はついに106億8000万円になりました。ひゃくろくおくえんです。(会長辞任の時点で47億5000万は自力で返済していたので逮捕時には60億円程度)

2011年9月。
社内メールでの告発によってついに特捜部のメスが入ります。

特捜としてはあまりの金額に「政治家への不正献金か!」などとはりきっちゃった部分もあったようです。
蓋を開けたら106億の99%はギャンブルでの借金返済のためでした。

拍子抜けした検察官に、

「井川さん、もっと気の利いたお金の使い道はなかったんですか」
「気の利いた使い道というと…」
「悪い政治家や役人に裏金を渡すとかですよ。せっかく特捜がここまで動いたのに」と言われる始末。

拘置所の取調べが終わり、一審の判決は実刑4年。

実はこの時点までにカネは返しています。
井川氏の持ってる株式でも処分したのでしょう。
または創業者一家がバカ長男のために尽力したのは想像できますが、そのへんの事情はほとんど書かれていません。
また全体を通して、奇妙なほど妻や子どものことに触れていません。

「カネは返したんだから普通執行猶予付くだろ?」
ということで控訴、上告しますが、結局実刑は変わりませんでした。
現在収監中です。来年あたりには出てくるのでは。

全体の感想はというと、んー。
タイトルに「懺悔録」とありますが、全然懺悔してないですね。
「反省している」と何度も書いてあるんですが、伝わらない。
いや、まあ何の関係も無い私に対して「反省する」必要は無いんですけど。
文章が淡々としてて客観的なのがそれをより強調しています。

「僕はいいとこの出で育ち、一生懸命働きました。たくさん有名人に会いました。ギャンブルにはまり、会社の金を使ったら逮捕されました。金は返したのに、刑務所行きです。でも出所したら新事業を検討しています。これからも前向きに生きたいと思います。」

かいつまむと、こういう本です。回想録です。

私とまったく違う住む世界、そしてそこで暮らす人の価値観。
そんなことを学べました。

一番印象に残った部分はここ。

「カジノ通いを始める前から、私に借金癖があったわけではない。(中略)反対に、知人に金を貸したことは何度かある。(中略)経済的に困っている友人から借金を頼まれたときには、全額くれてやるつもりでいくらか融通してあげたことはあった。
借金の依頼はせいぜい数百万円だったものの(私の周りには、数十万円を貸してくれと言うほど経済的に困窮している人間はいなかった)、一度だけ1000万単位のカネを友人に貸したことがあるが、そのときはすぐに完済された」


…うひょー。物差しが違いますね。

井川氏は「(会社に)いつでも返そうと思えば(自分のカネで)返せる」と思って会社のカネを使い込みました。しかも結局返しているんです(まあ創業一族の歴史の力ってのもありますが)。

あと「へえ~」と思ったポイント。

井川氏はダイナースとアメックスのブラックカードを使っていました。
こちらの支払いは一度も滞らせたことがないのに、逮捕され保釈されたあたりのタイミングで「諸般の事情で退会」のお知らせが来たそうです。
一方、VISAやマスターからは何も言ってこないそうで。

「外資系のカード会社は支払いに問題が無く、まだ判決が決まってない(すなわち推定無罪)段階でも、退会させるのだろうか?」

そう疑問を呈しています。
私もどうしてかなーと思いますね。

金銭的な問題での逮捕だったからでしょうかね。
仮に井川氏が彼の経済事情に関係の無い罪で逮捕されていたとしたら、カード会社は反応しなかったんじゃないか、とか。

出所したらカード会社に聞いてみるらしいので、できれば結果が知りたいです。まあカード会社は与信基準なんて絶対に教えてくれないでしょうけどね…。


長くなりましたので、このへんで。
ではでは。

『ちーちゃんはちょっと足りない』

こばわちょ。

6月に入って自転車の交通取締りが厳しくなったそうですね。
私は徒歩3分のコンビニに行く時とか、徒歩8分の最寄り駅に行く時とか、そういう、いや、歩けよレベルでしかママチャリ乗らないのですが。徒歩15分だとタクシーを止めたくなるナマケモノです。

そもそも自転車は車道を走るものです。
大昔、私のおじいさんくらいの明治生まれ年代の官僚の方々が決めました。
今から45年位くらい前に「歩道も通ってもいいよ」と許されました。

こういう時代があったからですね。

『道路が危険すぎ』交通戦争と呼ばれた昭和30年代の日常まとめ6
http://ima.goo.ne.jp/column/article/1647.html

それから時が経ち、交通事故はかなり減りました。
余裕が出てくるとクローズアップポイントは変わります。
「歩道における自転車と歩行者の事故」です。

みんながみんな、周りを気遣って、丁寧に運転しているのなら、何の問題もないのでしょうけど。無灯火で、並走し、スマホを見て、傘を差し、音楽聴き、クルマ顔負けの猛スピードを出し。

ヒトと、ぶつかる。
自転車側は、保険もない。重傷でも、治療費も出せない。死亡事故なら…。
免許もないので、そもそも加害者が子どもであることも多い。
様々な社会情勢を受けて、自転車は厳しく取り締まられる事になりました。

まあ私は歩道を走りますけど。
都会の車道はマジで危ないのでね。
時速10キロくらいで。
こぐのが面倒なので。

おまわりさんみのがしてください。



素敵な漫画に出会えると幸福ですが。
それが心にしこりを残すタイプであった場合、どうなのでしょうか。

今日の昼、行きつけのラーメン屋に行ったあと、隣の本屋に入りました。
定期巡回です。フラリと棚を見て、適当に物色。

・パタリロ!(94)
・女子小学生はじめましたP!(2)
・小学生のヒミツ~放課後
・小学生のヒミツ~初カレ


2つ目はおじさん向けの本で、3・4冊目は小学生向け漫画です。

で、レジに向かう途中に、なんとなく目に入ったタイトルがありました。
少年チャンピオンコミックスのコーナーに、やけに白っぽい背表紙。
「バキ」とか並んでる中に、少女漫画か?って感じの背表紙。

ふと手に取る。



『ちーちゃんはちょっと足りない』(全1巻)

天然か、アホか、そんな主人公の繰り広げる、日常コメディ?
「よつばと」「日常」そんな漫画が脳裏によぎりました。
とりあえず「ピン!」ときたので、購入。

…いやー「当たり」引きましたよ。
というか、後で知ったんですが、

宝島社の「このマンガがすごい!2015 オンナ編」の第1位作品でした。
http://matome.naver.jp/odai/2141985270482197601

できすぎです。
たぶんネットのどこかで見たこのタイトルをなんとなーく記憶に残していて、それで無意識に選んだんじゃないでしょうかね。

読んだ感想は。
「強い嫉妬」です。
なんでこんなの描けるんだろうって。

漫画ってすげえ。ほんとこれ。

お話は、どこかの地方都市。

中学2年生の、ちーちゃん、ナツ。

ちーちゃんは、小学生低学年並みの体格と、知能。
九九があやしく割り算もできない。元気でうるさい女の子。
話の中では言及してないけど、周りの扱いからしてちょっと発達障害なのかなと思うレベル。

ナツはちーちゃんと同じ団地に住む幼なじみ。
ちーちゃんを「下に」見ながらも、こいつも実はそこそこ劣等生。
どちらも母子家庭で、経済的には恵まれていない。

そこに中学から知り合った旭が加わって、仲良し3人組。

前半、ギャグも織り交ぜながら、ちーちゃんの子どもっぽいおかしな行動に突っ込んだり面白がったりする楽しい日常パートがありますが……そう、読者は油断するわけです。

クラスで起きたたった3千円の盗難事件。
そこからガラっと変わる、雰囲気。

「ちょっと足りない」子だった、ちーちゃん。
「もっとずっと足りない」子だった、ナツ。
『私は何もしないただの静かなクズだ』と、ひとりごちるナツ。

青春時代、「上」ばかり見て、劣等感を抱いて、何者でもない自分を卑下していたような方が読みますと…。

大変読後感の悪い作品になります。

おすすめしません。

物語は1巻で終わりです。
ここで終わりで、私としては「正解」だと思います。

ですがストーリー上の問題は、解決してません。
読了後、「面白かったー!」となりません。
人によってはすごい気持ち悪いでしょう。

ですが、読み終わって半日が経つのに、彼女たちが脳内を駆け巡っています。
彼女たちのこれからが気になってしょうがありません。

すげえ漫画です。

絵がシンプルなのに、すげー細かい。
矛盾してます?いやそうなんです。
混みいった背景と、抜いた白バックとの差異が上手い。
「白」の使い方が、間の表現が、上手い、マジ上手い。
後半の、精神病的なカオスな心理描写の具現化。
ありとあらゆる表現が、何に、と聞かれると難しいですが「一歩ぬきんでている」と感じました。

はぁ…嫉妬します。

とりあえずこの作者さんの漫画、ちょいちょいとこれから全部買います。



というようなブログ記事を書いている最中にですね。

コミティア実行委員会さまより、次回のティアマガに「女子小学生日記でらっくす1」をP&Rコーナーにてご紹介して頂けるというありがたいお話がありました。

いや、嬉しいんですが。すごく嬉しいんですが!
こちらが漫画表現について(プロ相手におこがましくも自分勝手に)敗北感を味わっているときだったので、すこし微妙な顔になりましたw

次回作品、もっとがんばります。
人の心に残るような話を。

ではでは。
プロフィール

りかや

Author:りかや
メール manochin411@gmail.com
ツイッター rikaya_manosta

漫画を描いてコミケやコミティアに参加してます。
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■著作紹介

40歳無職独身ロリコン紳士が死亡転生し、女の子として生まれ変わった。失われた性欲を求めてさまようとっても下品な美少女JS物語。COMIC ZIN様で好評販売中!


女子小学生日記シリーズ

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