こばわちょ。
やっと新作のネーム始めました。
日曜くらいまでには終わらせたい次第。
あんまり大したストーリーではないです。
「渋滞おもらし」と「男湯in女児」の2本立てです。
では雑談。
前の記事で書いた研修生の舞台。
ちょっと変わったタイプの「男女入れ替わりモノ」でした。
そんな性転換ジャンルからこんな漫画をご紹介します。
「ぼくは麻里のなか」これもちょっと変わっています。
TSでありがちな「下半身事情」はほとんどなく、ミステリー仕立てです。
主人公の男は大学生。
意気揚々と入学したものの気がついたら「ぼっち」になってしまい、ある時から学校に行くのをやめてしまいます。
才能も無い、就職なんてできっこない、と自らを「人生終わってる」と評して家にこもり、ダラダラと好きなゲームに興ずる毎日でした。
まあおっさんの自分からすると20歳という若さは「終わってる」どころか何も始まっていない思うのですが…。
彼の日課は夜9時にコンビニへ行くこと。
そこには彼の憧れの「天使」である美少女女子高生がいつも居るのです。
告白をするでもなく、ただ彼女をチラ見して、家まで着けていくだけ。
はたから見たらほぼストーカーですw
そんなことを繰り返して1年。
ある夜、道端で彼女が振り返り、主人公を見つめます。
そして彼女は彼に笑いかけ……
目が覚めたら彼は「彼女」になっていたのです。
「お、読んでみようかな」と思った方へ。
以下ネタバレですのでご注意を。感想ですが。
押見先生の女性キャラがとてもかわいい。
文句無くかわいい。
そして主人公の男性の性格がとてもジメッとして気持ち悪いw「自分の視線が天使の体を汚してはならない」と考えて。
目をつぶって着替え。
耳をふさいでトイレを済ませ。
目隠しして風呂に入る。
別の体に入れ替わったらその「持ち主」の個人情報を調べるのがまず最優先なのに「彼女に悪いから」とそれもしない。
「自分が彼女になっているのなら、彼女も自分の体に…!」ととりあえず元の自分に会いに行くのですが。
なんとそこには普通に生活している元の自分が居るという…。
しかも態度からすると「彼女」のことをまったく知らない模様。
まあ入れ替わりTSの定番の真逆を行くわけです。
いや入れ替わってないですね、憑依か。
いったい「彼女」はどこへ?
さてしょうがないので「吉崎麻理」として学校に行くことになります。
ですが彼はもともと「ぼっち」になってしまったレベルのコミュニケーション能力です。
「彼女」はヒエラルキー高い系の女子グループに所属していたようですが、とにかくキョドるキョドる。
やっぱり「浮いて」しまうのです。
そんな彼女の異変に一人のクラスメートの女子、依が気づきます。
その子は同性でありながら、畏敬にも崇拝にもそして恋愛にも似た感情を抱いていたらしく、主人公の入った彼女に「お前誰だ?」と詰め寄ります。
情けない主人公は泣きながら事情を話し、依に助けを求めるのです。
罵倒しつつも依は崇拝する「麻理」の為にいろいろ手伝うのですが。

男嫌いなのだろうかクールすぎる…w
で、まあ「麻理」の行動を調べていくとどんどんおかしな面が出てきまして、主人公は勝手に天使だとおもってストーキングしていましたが、どうやら「麻理」の方も主人公をストーキングしていたふしが出てきたり。
あとコミュ障が美少女になって高め系女子のグループで調子に乗ると、とても胃が痛い展開になったりと。女子の付き合い怖い。
まだ2巻までですが、続刊が楽しみなタイトルです。
作者の押見先生は「女装」とか「性転換」などではなく「心の中から女の子になってみたい」と思ったことがあるそうです。
男性が体だけ女になっても、それは「男性目線」での「女性ライフ」でしかないと。
心まで女性にならないと「世界のもう半分を見ることができない」。
ようは現実では不可能なことだと。うーん、深いですね。
でも「性同一性障害」というのもあるからなぁ。
男性の体で「女性の心」を持つ人もいるでしょう。その逆も。
架空の世界では異性に生まれ変わる(もしくは異性の体に変化してしまう)って設定がよくありますけど、それを受け入れられる(※)かは結局個人差ですからねえ。個人的には「受け入れられる=異性の精神体となる」もしくは異性の肉体に変化した時点で、その人間の精神は「両性」となるのかも。
※主に肉体関係で
※自分が女性の肉体を得たとしたらイケメンでかつ好感の持てる男性(もしくは可愛い系の美少年)になら抱かれたいと思います。そうです結局のところただしイケメ(ry
それではまた。
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