
こんばんチワワ。
コミケが近づいてきたので同人系の雑談でも。
二次創作ってよく叩かれますよね。
特に同人業界のことをよくわかってない人に。
いやよくわかってりゃ「好き」か「察する」ので当たり前ですけど。
「著作権法違反者」が「他者の創作物を勝手に改変」し「あまつさえ金銭を稼いでいる」ことに我慢がならないのだと思います。
それに対しての反論は「著作権法違反は親告罪、現状は黙認されている」しそもそも「応援活動の一貫で」第一「儲かるってほど稼いでない」。
という感じでしょうか。
TPP参加で非親告罪化する可能性もあるので「応援活動」も「赤字だ」も免罪符にならなくなるかもしれませんが…。
TPPで著作権侵害が非親告罪化されたら~同人誌・コスプレを守る方法とはhttp://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111115_491036.html一番手っ取り早い対応(?)は二次創作執筆者全員が、訴訟されることを覚悟して描くことだと思います。クリエイターの熱き魂がエロ同人を描くこの腕を止めることを許さねえぜってノリで!
閑話休題。
私がひっかかるのは以下の様な言葉。
「パクって漫画描いて楽して儲けてるんじゃねえよ」「パクリだろ」も「金儲けだろ」の言葉も微笑みながらスルーできます。
でも。
楽(らく)して、の部分がイヤ。ど~もイヤ。小説でも漫画でも絵でも音楽でも映画でもなんでも「創作活動」という分野の趣味に携わったことのない、それはきっと人類全体から見たら圧倒的多数派であろう方から言われて一番カチンと来るセリフです。
作品に対する愛情が無くて、金儲け至上主義で、売れ線のジャンルを転々と渡り歩いてるような同人作家さんがいるとしましょう。その方は確かに二次創作嫌いの方から見たら蛇蝎の如く忌むべき相手かもしれません。かもしれませんが。
「楽」は決してしてないッ!売れるには理由があります。
技術、センス、宣伝、継続力…エトセトラエトセトラ。
人生の大半を捧げないと絶対に身につかないスキルです。
それを得るために費やした時間と、新しい作品を生み出すために費やした時間。
計り知れないほど多くの犠牲を捧げているのです。
「いや楽してんじゃん。二次創作だし、キャラの設定とか世界観とか全部考えなくていいんだから、それって結局パクリじゃん」あーそう来ますかそう来ますか。
じゃあ、原作者付きの漫画家はみんな楽してるんですね?
脚本家と監督に支えられた役者さんは楽してるんですね?
出来上がったアニメに吹替するだけの声優さんは楽なんですね?
つんくさん作詞作曲の楽曲を編曲するだけのアレンジャーは楽ですね?
…ふう、言い過ぎでございました。
私はモラル云々抜きにして、自ら勝ち取って築いた人をリスペクトしがちかもしれません。
高級官僚が天下りで高収入貰ってるのを見ても「学生の頃から勉強していい大学入って、難しい試験合格して、激務に何十年も耐え、出世競争にも勝ち抜き、最終的に得たしかるべき恩給的地位ですねご苦労様でした」としか思えませんし。
「お前のやっていることは嫌いだ」というのはどうぞどうぞ。
「反吐が出る、氏ね」ってのも別にかまいません、でも。
「お前は楽している」と言われたら反論したくなっちゃう。
間違ってますかねえ。
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おまけ。
友人にズッキの頭の「紙コップ」が無いと指摘されたので描き直しました裏表紙を壁紙っぽく。
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