こんばんわ。
同人誌のコンテ執筆が終わったので、雑文でも。
あ、本は24P(マンガ19P)です。今回やっぱ薄いですぅ。
最初から最後までおまんまんとおしっことうん(ry
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真野ちゃんが土曜日に18歳になりますね。
横浜会場にはお祝いに行くけど先におめでとう。
そしてこれから梅さん、キャプテン、舞美、桃子が18歳になります。
18歳って未成年ですけど、社会的には「成人」扱いされることの多いグレーゾーンです。私も実際18歳で社会人になってから、普通に飲み屋に行くようになりましたし、同い年の同僚はタバコを嗜むようになりました。いや駄目なんだけどね。
ビジュアル的には児童ポルノ法の対象から外れます。
法律的にはヘアヌード写真集も可能ですし、AVにも出演できます。アイドル的には「スキャンダルネタ」を出版社が記事にしやすくなる年齢です。
手を繋いで相合傘とか…
ベロチューとか…
ジャニとの健全なデートとか…
それ以上の衝撃的なゴシップ、徹夜でプレステしたり、が登場する時期にさしかかっていると言えます。
これからは「深夜の生仕事ができる」ってのもありますね。
矢島舞美のすべらないオールナイトニッポンなんてのも可能性が?
熊井友理奈のグダグダミッドナイト。とか?
で、本題ですが。
「なんでベリキューの子達は21時前に帰ってしまうんだろう?」という疑問を抱いたので、ちょい調べてみた件。
「そういう法律があるんだよ~」と言われる方もいるでしょうけど。
いや私も漠然とそれはわかっていたのですが、わかってなかった。
実のところ、法律は直接関係ないんです。
一つずつ整理していきましょう。
◆
労働基準法では子供の労働に関して簡単に言うと、
(1)小中学生の労働は原則禁止
(2)高校生(18歳未満)の午後10時~午前5時の夜間労働は禁止
(3)ただし(1)に関しては新聞配達少年などの仕事もありますので、一部の業種については中学生も働いていいことになっています。さらに舞台子役タレントなどについては小学生以下も労働が認められています。ただし(3)についても午後8時~午前5時の仕事は禁止されています。
実際には法律にありがちな「但し書き」がありすぎて複雑怪奇なんですが、このくらいの前提で十分です。
時は1980年代後半。
労働基準法に基づくと、歌謡番組ザ・ベストテン(毎週木曜・21:00~21:54放送)などに中学生アイドルが出れなかったりしました。光GENJIも中高生ユニットだったので、それにひっかかる。せっかくもっと売り出したいのに、20時までしか働くことができない…そこでジャニーズさんが文句を言いました。
「芸能人は何物にもとって代えがたい存在、よって労働者ではない」
なんとこの言い分は国に通りました。
職業ドライバーが酒を飲んでしまったら、代理で他の人に運転してもらうことはできる。だが唯一無二のアイドルが体調悪いからといって、他の人に出演してもらうことはできない、という論理。
「歌やダンスなどで一般に認知されている若手人気アイドル」は、労働基準法の適用外になるため就業時間の制限を受けなくなったのです。これを「芸能タレント通達」(別名・光GENJI通達)と呼びます。
実際のところその「若手人気アイドル」のハロプロでは1999年の深夜の生放送ラジオで16歳のやぐ、17歳のなっち、かおりんが仕事をしているんですね。
そのあたりのちょっと後、事件は起こります。
私も結構好みだったのですが、ホリプロの大森玲子さん(当時15歳)という若手のアイドルがおりました(今は別の芸名で活動されています)。彼女はアニメの主題歌を歌い、ヒロインの声優をやったりと今で言う「月島きらり」みたいな活躍をしてました。U-15のチャイドルブームの中、かなりテレビで見てた記憶があります。人気の女優・タレントでした。
なんと、その彼女が深夜ラジオに出演していたことで、大阪府警がホリプロと毎日放送の社員を労働基準法違反の疑いで摘発したのです。
「芸能タレント通達」にのっとって考えればOKのはずなのに…。
国側は「NO」でした。
代替の利かない生のコンサートや生の歌謡ステージを主な舞台とする若手アイドル歌手と違い、俳優、バラエティタレントである(とされた)彼女は「その深夜番組が彼女でなくてはならない理由」が薄い…と判断されたのでしょうか?
なんにしてもハロプロやジャニーズ、さらに今なら(たぶん)AKBはこの「通達」により、出演時間の制限は無いのです。録画なので別にいいのですが、AKB松井珠里奈(11歳)が深夜に堂々と出演してるのもそれの現われかと。
ですがこの一件により芸能事務所同士の「不公平感」が募り、ジャニUFAなどそういった「ライブアイドル的恩恵」を受ける事務所らは「自主規制」として18歳未満のタレントの午後9時以降の仕事を表向き控えるようになってしまいました。
余談ながら、時代は進んで2003年。
規制緩和!が叫ばれていたころの世の中。
「モーニング娘。特区」という言葉を覚えているでしょうか?
これは舞台子役俳優が午後8時までしか活動できない不自由を解消する為に、特区担当大臣の鴻池祥肇氏が提案したものです。
夜公演の演劇で、終演が午後8時を過ぎるようなものだと、最初子供がやっていた役を、終盤では大人が代役するというようなマヌケな状態が続いていたそうで…。
「モーニング娘。などは『芸能タレント通達』で実質規制は無い。有名だからそれはわかる。でも舞台子役達だって代わりの利かない存在なんだ。なんとかしてくれ」
ということで、演劇界は午後10時までの延長を求めていましたが、当面のところ午後9時までの延長となっています。
「モーニング娘。特区」って名前だったので当時は「モー娘。のための法律なのかな…」とか思ってましたが、実は「モーニング娘。みたいな特区をくれ!」だったんですね。
◆
単純に整理します。
中学生以下の芸能人に関しての生放送/ライブ活動については
・ジャニやハロプロなどステージ系は実は制限無しだけど自主規制で21時
・演劇業界の子役に関しては「モーニング娘。特区」で現状21時まで
・その他の子どもタレントは労働基準法に基づき20時まで
ということになります。
いやいや長くなりましたが、
Q「現場で21時までになんとかライブを終わらせようとするわりに、よくよく考えたらその後、楽屋で反省会とかなんだかんだ色々やってるんだから結局21時以降も仕事してるじゃん、それって法律的にいいの?」
A「自主規制で事務所が建前上決めてるだけなので別にいいんです!」
というのが真実です。
…しかしテレビにほとんど出られない現状ではあまり意味無いなあ(苦笑
テーマ : ハロー!プロジェクト
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