(371) 栞ちゃん楽しそうね
夏らしい陽気ですね。
川の増水画像を見るのが趣味ですが、昨日のは怖かった。
なんでテレビにこんな矢口出てんの、と横目で見ながら雑文。
ニコ動など動画投稿サイトで神レベルと言われる作品があります。
いや、私自身ほとんど見てないんで、具体的にどうというものじゃないですが、とにかくそういう「才能の無駄遣い」と言われる系。
ああいうのは仕事じゃないからこそ、余計にクオリティを上げることができたりして、物凄いモノが出来上がるってのはわかるんですが、逆に「すごい物ができたから商品化しよう」という流れにそうそう行かないのが残念。
まぁもともと素材画像がオリジナルでなかったりもするので、著作権との絡みで難しいのでしょうが、それにしても猛烈な手間とテクニックを駆使して作られたMADなどがタダで見られる現代って贅沢です。
でも創り手の中には「ここまで時間かけて、頑張ってるんだから、ほんの少しでも小遣いが入ってくればいいなぁ」と考える人もいるでしょう。
しかし「これは金を払ってもいい!」と思っても、支払うためのシステムがありません。そして、基本的にネットで得られる情報(データ)は「タダ」という考え方が固く存在してます。
なんやかんやで売ろうとすると「お前も金儲けに走るのか!」「損得抜きで創っていると思っていたのに見損なった!」などと批判されてしまうことも。
アマチュアが創作に費やす労力って「タダ」が当然らしい。
だからこそアマチュアと呼ばれるのかもしれませんが。
同じアマチュアクリエイターでも、同人誌業界は恵まれてます。
・「本」という手にとって重量を感じる現物がある
・読み手と対面できるため、直接販売ができる
このため制作費用を現金で回収することが、容易に可能なのです。
しかも長年の歴史が、本一冊の相場をきっちり作り出してます。
だいたいですが、B5サイズの本の値段は
(ページ数×10円)カラー表紙なら+100円
というあたりでしょうか。男性向けエロはもう少し高め、オリジナルは安めという傾向はあるようです。この計算に従えばB5・40P・表紙カラーの本ならば500円という価格になります。
商業誌なら青年誌A5サイズの200ページで550円くらいですから、相当高い相場設定です。なんでこの値段に落ち着いたのか。
同人誌印刷会社の最低刷り部数はたいてい100部です。
で、上記のB5・40ページ・表紙カラーで入稿すると、大体4万円前後かかります。ということは一冊あたりの原価は約400円。一冊500円で販売すると、80冊くらいで損益分岐点に達するわけです。
以前、同人誌で儲ける方法で書いたように「じゃあもっと刷ればいいじゃん」とか言わないように(ほとんどの同人サークルは100部発行が一般的です)。
サークルで描き手の人も本を買います。その経費内部事情が、読み手側にも伝わり、自然と「この値段なら完売してトントン、公正な価格だな」という「空気」があるわけです。
そしてその価格設定はほとんどの場合、本の内容(レベル・クオリティ)に関わりありません。描き始めたばかりの同人初心者でも、ずっとやってる人でも、プロが趣味で描いてる本でも、同じような値段です。単純にページ数と装丁だけ、というのがポイントなのです。
で、ここに来て気づきました。
…あれ?ここでもクリエイターの労力って「タダ」なの?
と錯覚してしまう。いやいやそうじゃない。
内容がアレなら売れないし、頑張れば部数に繋がる、はず。
ここでは商業誌とまったく同じ論理が働くわけです。
そうすっと、非営利を名目とする同人活動で、金取って本を売るってどういうことですか?という意見もあると思います。
実はですね、同人誌って「販売」してません。
コミケのアピール等では「頒布」と表現されています。
頒布 : 不特定多数の人々に文書・資料などを行き渡らせること
描いた漫画・小説等は、読者の方々に配っているのです!!
…ですが、文書資料等を作成するのに必要な経費を、同好の士の方々に分担して負担していただきたいと思いまして、頒価を設定し、作品をお渡しするときに頂いております!
うん、モノは言いようだ。
たとえば何千部も頒布する精力的な作家が居たとして。
その「頒価」を設定する際に、一応市場論理に合わせた場合、発行部数を考えると、相当な「サークル運営資金」がプールされるわけですが。
…あれ、なんで私、大手叩きしてんだ。違う違う!
さすが雑文。何が言いたかったんだかわからないぜ!
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狼で愛理チンコエロ小説始めました。
鈴木愛理のガチンコで逝こう!
こちらの4コマと交互に、隔日で書いてます。
内容はどんどんアレになってきますが、保全していただけると嬉しいポニョ。
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テーマ : ハロー!プロジェクト
ジャンル : アイドル・芸能