雪でしたよおい。
私、アウトドアな仕事してますけど、手の感覚も足の感覚も無くなって
「やばいよ!やばいよ!」と出川ライクな状態に。
夕刻家帰って、即刻風呂入って、ゴクゴク酒飲んで、寝て起きたら深夜かよ!
なんて中途半端な日だ…。
◆
漫画描きの気分転換に、と思って今年に入って小説を書き始めました。うんこモノですが。
4コマと小説と同人用原稿とを交互にやって遊んでれば、気も楽かなと。
いや別に、なんも気が重いわけじゃないんですが。
で。
ハロプロの小説は書いたことが無かったので、他はどんなもんかなと思って色々狼見たの
ですが「うーん…」という感じ。
いや、内容にどうこう言う気は無いんですが。わけがわからない。とか。
ストーリーにどうこう言う気は無いんですが。オチ、オチはどこに行ったの?とか。
一つ思ったのは、
「書いた物を読んで頂けるように努力している気配が無い」
という点です。
2chに名無しで晒す場合、読者は
「誰も作者のことを知らないし、そもそも積極的に読みたいと言う意思を持っていない」
という前提があります。
ということは、最初の数行で、読むか読まないか勝負が決まってしまう…ということです。
どんなに画期的で素晴らしいストーリーでも、読んでもらえなければ伝わりません。
(漫画で言うと、画力がストーリーに追いついていない、ってパターンですね)
たとえばこんな冒頭で始まる話があったとします(私が今書いたものです)。
登場人物は℃-uteのメンバー。
内容は、夜の学校での怪談→肝試しをテーマとした、ミステリーと仮定します。
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(A)
「アイスコーヒーください」「あたしはオレンジジュースね」「えーっとどうしようかなどう
しようかな」栞菜は迷ってばかりだったのでメニューを取ると「これね、これにしなよ」と
強引に決めてしまった。ムッとする栞菜。みんなで騒ぐいつもの光景にクスクス笑いながら
カバンから取り出した雑誌を読みながらジュースを飲む。栞菜が何か言っている「秘密を
しゃべっちゃおうかなーどうしようかなー」何を言い出したんだろうと顔を向ける。
(B)
「…あたし、舞美ちゃんのヒ・ミ・ツ、知ってるんだ。何と学校のトイレの個室でね…」
唐突に栞菜が言った。学校帰りの小さな喫茶店。
そのセリフに、目の前で店員に注文している早貴の動きが一瞬止まった。
「…えーと、とりあえずオレンジジュースで、栞菜は?」
「あ、ちょっと待って…えー、どうしようかな~、うーん悩むよぉー」
「栞菜、これでいいでしょこれで!店員さん、メロンソーダ一つ!よろしく!」
いいのかな…?という表情をしながらも、ポニーテールのウエイトレスが奥へ下がる。
舞美は手に持っていた雑誌をテーブルに置くと、栞菜に向き直って言った。
「学校の女子トイレの個室って言えばさ、最近怪談じみた噂があるの知ってる?」
「舞美ちゃん!話し逸らしたー!!」
「うっさい!」
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どうでしょうか?
両者とも、ほとんど同じ場面を、表現を変えて書きました。
(A)だと文字の塊を見ただけで、飛ばされてしまうような気がします。
(B)なら、何となくこのまま読み進んで頂けそうじゃないですか。
ポイントは、
・最初はいつ、どこに、誰がいるのか、それだけはとにかくハッキリさせること。
・セリフと地の文を、基本的には分けたほうが見やすい。
さらに
・冒頭の栞菜の一行目セリフで「舞美がトイレで秘密?」というヒキを入れることにより
読み手の心を「で、で、何してたんだよ?」という方向に誘導し、そこから学校怪談的な
お話に持って行った。というように、なるべく印象的な始まり方にすることです。
特にネット小説では、本をわざわざ買ったわけじゃないので、面白くないと思えば即座に
切り捨てられてしまいます。「次はどうなるの?」という気持ちを維持させたまま
読ませなければなりません。
とかく勢いで書くと、私も含め「なあなあなモノ」になりがちですが、書いたものを
ちゃんと読み返してみて、はたしてそれは人に読んで頂く文章になっているだろうか?
と、自問し続ける姿勢が必要だと思います。
作者がどんな人なのか、とんなストーリーを考えているのか、どんな努力をしているのか、
そんなこと読者には何の関係もないですからねー。
ブログでは私その辺ブツブツつい書いてしまいますが…。
…って何えらそうに講釈垂れているんだ、という声も聞こえてきそうなのでこのへんで。
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